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車のオークション会場に入るには?入場方法と必要な資格を徹底解説

中間マージンを省いて安く車を購入したり、複数の買取業者が競ることで高く車を売ることが見込める業者間オークションですが、一般人がオークション会場に入場するのはかなりハードルが高くなっています。なぜなら、オークション会場に入場するには参加資格が必要で、一般人ではコストや時間を考えると割にあわない為です。

そこで車のオークション会場に入るための参加資格などについてまとめました。

また一般人が車をオークションで売る代替案についてご紹介します。

車のオークション会場に入るには?

業者間オークションは、中古車の売買に特化したプラットフォームで、専門的な資格が必要となることから、一般的には個人の参加は難しくなっています。

業者間オークションへの参加資格

業者間オークションは、主に中古車関連業者が利用する専門的な市場です。そのため、参加には特定の条件が必要となります。その一つが「古物商許可証」の取得とその一定期間の経過です。またオークション会場によって詳細は異なりますが、連帯保証人の存在、車の売買を行うための店舗や事業所の設立、そして入会金や保証金の支払いなども参加資格を得るために必要です。

一般人が車のオークション会場に入るのは難しい

上記の条件を満たすことができれば、個人でも業者間オークションへの参加資格を取得することが可能です。しかし、これらの要件は一般的に個人が満たすことが難しいとされています。特に古物商許可証の取得や店舗・事業所の設立などは、時間もコストもかかるので、一般人がオークションに参加したいだけで参加資格を取るのは、かなりハードルが高くなっています。

一般人が車をオークションで売るには?

このように、一般人が業者間オークションの会場に入るのは難しいのですが、代行業者などを通じて売買することは可能です。また、オークションサイトなどは、基本的に参加資格などはないため、一般人でも車の売買が可能です。

オークション代行を利用すれば一般人でも業者間オークションで車を売れる

オークションは、通常は業者間の取引の場であり、一般の人々が直接参加することはできない業者間オークションですが、「オークション代行」を利用することで、参加資格がない一般人でも、業者間オークションで車の売買が可能です。

オークション代行を利用する場合は、メリット・デメリットや、代行費用を事前にしっかりと把握した上で利用するのが重要です。

オークション代行のメリット・デメリット

  • しつこい電話営業がない
  • 相場より高値で売れる可能性がある
  • 売れない車も高額売却できる可能性がある:

オークション代行サービスを利用するメリットは、まず、複数の業者からの営業電話を避けることができます。一括査定など、一般の買取サービスでは多くの業者とやり取りする可能性が高いですが、オークション代行では代行業者とのやり取りだけですみます。

さらに、オークション代行を利用すると、一般的な買取相場よりも高値で車を売る可能性があります。これは、オークションに参加する業者同士が競り合い、価格を引き上げることがあるからです。

また、一般的な買取では価格をつけられないような車も、オークション代行を利用することで、全国の中古車店からの入札があるため、高額で売れる可能性があります。この様なメリットが有るオークション代行ですが「代行費用がかかるため買取業者に売ったほうが手元に残る金額が高額になる可能性がある」というデメリットも把握しておきましょう。

一般的なオークション代行の代行費用

代行手数料30,000円~50,000円前後
落札金額によっては落札額の1%など
出品料10,000円前後
成約料10,000円前後
陸送費10,000円~(地域によって変動)
キャンセル料0円~30,000円前後

「代行手数料」や「成約手数料」など、オークション代行を利用する場合はさまざまな場面で費用が発生します。

上記の手数料はあくまでも目安というで、オークション代行を利用するなら必ず事前に、利用する業者の手数料の確認が必要です。業者によって手数料は変わりますし、またどの様なときに手数料が発生するかも変わってきます。

手数料が高いと、せっかくオークションを利用しても意味がない・中古車業者に買い取って貰ったほうがよかった、というケースもあります。

オークションサイトなどは一般人でも車の出品可能

最近ではインターネットの普及により、ヤフオクやメルカリなど、オークションサイトやフリマサイトで、一般人でも手軽に車の出品ができるようになっています。

オークションサイトの参加資格

ヤフオクやメルカリなどで車を売るのに、難しい参加資格は有りません。最低限の規約などはそれぞれのサイトに設けられており、利用する際はしっかりと確認する必要がありますが、一般常識的なもので誰でも車を出品することが可能です。

オークションサイトのメリット・デメリット

このように誰でも参加できるオークションサイトですが、車の知識がない人も利用できるため、様々なトラブルが起こりやすいというデメリットも存在します。

「車両引き渡し後、故障があった際にどちらの責任なのか」「相手側の必要書類の不備等により、引き渡しができない・引き取らない」というようなトラブルから、「引き渡し後に入金がない」というような詐欺に近いニュースも見つかります。

この様なオークションサイトでは、基本的には「トラブルが起きても個人間でどうにかするしかない」ため、車に関する知識が無い方に、ヤフオクやメルカリでの車の売買はオススメ出来ません。

サポート付きオークションサイトなら一般人でも手軽に車を売れる

最近では個人が業者に出品できる、カーオークションサイトも普及してきています。

カーオークションサイトは一回の査定で、提携している数千社が競売するシステムで、とにかくユーザー側の負担が少なく、売りたい車の情報を数千の業者に届けることができるサービスです。

サポート付きカーオークションサイトのメリット・デメリット

  • やり取りするのは運営している会社のみ
  • 一回の査定で提携している数千社に車の情報を送れる
  • 情報を受け取った業者がオークション形式で入札し、最高額を入札した業者に売却できる
  • 最低希望価格を設定できるため、希望金額に達しなければ売却しなくてもよい
  • 買取金の振り込みも運営会社が代行するため、小・中規模店が突然倒産して振込がないといったトラブルも無い

このようにサポート付きカーオークションサイトは、運営会社一社とのやり取りのみで複数の業者に愛車の情報を伝えることができます。運営会社が間に入っているため、振り込みが無いというトラブルも有りません。

一方、オークション形式のため、出品から即、売却とはなりません。出品から入金まで、最低でも2週間ほどかかってしまうというのがデメリットです。また、査定時に目安となる金額提示がありますが、最終的にいくらで売れるかは出品するまでわかりませんので、最低落札価格を設定することが重要です。

サポート付きカーオークションサイトでオススメなのはSellCa(セルカ)

セルカは7,000社が提携しており、効率よく愛車の情報を多数のバイヤーに届けることが出来ます。サービスの詳細や必要な書類などは、セルカ担当者が電話やLINEで最後までフォローしてくれるため、車の知識がない人でも安心して利用できるサポート体制が整っています。

セルカに払う費用は、売却が成立した際の仲介手数料20,000円(税抜き)のみです。

セルカについては以下の記事でまとめていますので、そちらをご確認下さい。

まとめ:車のオークション会場に一般人が入るのは難しい

このように、車のオークション会場に入るためには参加資格が必要です。

そして一般人が参加資格を取るには、金銭的にも時間的にも割に合わず、そのため一般人はオークション会場への入場はかなりハードルが高くなっています。

どうしてもオークションで車を売りたい方はオークション代行や、オークションサイトの利用を検討してみてください。また、サポート付きオークションは、手軽に複数の業者に愛車の情報を届けることができるので、車をなるべく高く売りたい方にオススメです。

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