中古車を買い取ってもらいたい、売却したいという時に一番気になるのが実際のところいくらで売れるかです。
これまでは、中古車の買取相場を知るために、まずは一括査定、というのがお決まりのパターンでした。しかし、一括査定は「営業電話が鳴りやまない」「メールが山のように来る」などの事例が後を絶たず、「金額を知りたいだけなのに……」とうんざりしていまいますよね。
そこで、このページでは
- 買取相場を知りたいけど営業電話・メールはイヤ
- 営業電話無しで買取相場を知りたい
- 出来るだけ手間をかけずに愛車を高く買い取ってもらいたい
という方向けに、営業電話無しで買取相場を調べる方法や、取引や交渉の手間を出来るだけ省いてより高く売る為に必要な情報をご提供していきます。
査定を申し込んだら営業電話はかかってくるのか？
愛車を買い取ってもらうために、査定は必要です。
中古車の買取価格は、車種やグレード、年式、走行距離といった、車両を見なくても分かる基本情報がベースとなりますが、それ以外にも細かい傷や凹み、修理歴の有無、内装・外装の状態、オプションパーツの有無など、実際に車両を見てみなければ分からない点も非常に多く、それらを総合的に判断した上で最終的な買取価格が決まる為、査定をせずに買い取り金額を知る事は難しいのが現状です。
あなたの愛車が最終的にいくらで売れるのか、それを知るには、最低でも1社とは電話、もしくはメール等によるやり取りで査定する必要があります。
営業電話は申し込み先によっては避けられない
営業電話が避けられないのはネット上のサイトなどで申し込む「一括査定」です。
一括査定は、申し込んだ際に愛車の基本情報が登録業者へ一斉に流れます。その中から、買い取る気のある業者が手をあげるわけですが、前述の通り実際に買い取る前には必ず実物を見る必要がある為、少しでも安く仕入れよう、ライバル社を出し抜こうと、一括査定サイト経由で愛車を発見した業者は、あの手この手で査定までなんとか持ち込もうとします。
その為、「営業電話一切無し！」などと謳っているようなサイトや、申し込みの際に「メールのみの対応を希望」としていても、電話番号を入力する項目があれば、それらを無視して電話をかけてくる業者は後を絶ちません。
電話番号を入力する項目がある一括査定サイトに申し込んだ場合、営業電話は避けられないのが実情です。
営業電話なしで買取相場を知る方法
それでは、営業電話を避けつつ中古車の買取相場を知るにはどうすればいいか。方法は以下の通りです。
- メールのみで一括査定
- 実店舗で査定を受ける（ディーラー下取り含む）
- 中古車買取相場データベースを活用
この中でオススメの方法は「中古車買取相場データベースの活用」です。それぞれメリット、デメリットがありますので詳しく解説していきます。
一括査定サイトなどでメールでの連絡を希望する
一括査定サイトでも近年増えているのが、電話番号の入力が必要なく、メールのやり取りだけで完結するタイプです。また、買取を希望する上位数社だけ電話対応、といったパターンもあります。
ただ、あらかじめ電話番号を入力さえしなければ電話がかかってくることはありませんので、そういった一括査定サイトを利用すれば営業電話を避ける事ができます。
しかし、メールのみでの一括査定には
- メールでは詳細な金額提示はしてこない
- 高めに言っておいて査定に持ち込んだ際に提示額を下げてくる
- 何度もメールの往復が必要
といったデメリットがあります。
前述の通り、中古車の買取価格は一括査定サイトで入力するような情報だけで、最終的な金額が決まることはありません。
その為、メールであろうと最終的には直接話す方向や、査定まで持ち込もうと営業をかけてきます。そうした形に誘導する為に、正確な価格は提示してこない（出来ない）というのが大きなデメリットです。
もちろんある程度の相場を知る事は出来るかもしれませんが、最終的な提示額に変動の幅が大きいため、あまり参考にならないのが実態です。
店舗で査定を受ける
実際に店舗を構えて中古車買取を行っている業者に査定を依頼すれば、該当する店舗以外から営業電話がかかってくることはありません。やり取りが一元化される上、必要書類さえそろっていれば、査定をしたその日に買取まで終わらせる事も可能で、取引がスピーディなのは大きなメリットです。
一方、実店舗での査定には「比較が出来ない」という大きなデメリットがあります。
多くの業者は誠実に適正な価格を提示してくるケースがほとんどです。しかし、残念なことに、中には売り手側の知識の有無を見定めた上で、足元を見るような価格で買い取ろうとしてくる業者は実際に存在します。
そして、テレビやラジオCMなどでよく名前を聞くような大手買取店なら安心かと言えばそうとも言い切れません。
大手中古車買取店は、各店舗の多くが直営ではなくフランチャイズ形式をとっており、店舗ごとにオーナーがいるというケースも少なくありません。その為、同じ看板を掲げている中古車買取店でも、必ずしも統一された査定の基準があるわけではなく、店舗ごとの判断の裁量が大きく、査定額が果たして適正なのか、その場で見抜くのは非常に難しいのが実情です。
ディーラー下取りは買取より安い
査定額の正確さという点では、ディーラー下取の方がその他の中古車買取店より正確です。ディーラーは大手メーカーが定める査定基準があり、形式的にフランチャイズでも中古車買取業者に比べれば査定額の信頼性は高いです。
またトヨタや日産ではシミュレーション用のサイトも用意されています。
こちらのサイトを利用すれば、下取り時の参考価格を知る事が出来ます。
一方、ディーラー下取は中古車買取業者に比べて査定額が低くなるのが一般的です。下取が安い理由は主に2点あり
- 下取はあくまで新車販売の促進のためであり、下取した車両の活用（海外への輸出や業者オークションへの出品など）をメインの事業としていないから
- 純正パーツ以外を一切評価しないから
上記の理由で買取よりも安くなるケースが多いと言われています。
中古車買取業者の多くは、買い取ったあとの車両を自社販売はもちろん、海外へ販路を持っていたり、業者間のオークションに出して利ザヤを稼いだり、古い車であれば部品取りに活用したり、と様々な方法で買い取った車両を活用しますが、ディーラーはそうした事業を基本的に行っていません。その為、どうしても下取価格は安くなります。
実店舗での下取・買取は、どちらも営業電話を避ける事は出来ますが、相場を把握するための活用には適していないのが実情です。
シミュレーションサイトや中古車相場を参考にする
営業電話無し、査定も無し、という段階で中古車買取の相場を調べるのに最も適しているのが車買取相場データベースです。
このサイトは個人情報の入力が一切必要なく、車種・年式・グレード・走行距離・ボディカラーを入力すると、直近の買取相場が出てきます。このサイトの優れているところは、営業電話が一切鳴らないのは勿論の事、直近数日分のデータを抽出しているところで、金額に幅はあるものの、最新の買取相場の指標を持つ上では非常に参考になることから、買取業者側も利用しているサイトです。
また、オークサポートもオススメです。
こちらは、業者間で行われるカーオークションの過去の取引を検索できるデータベースで、更新頻度がやや遅いという難点はありますが、修理歴の有無や車体が綺麗かどうかなど、基本データだけでは分からない評価も掲載されているため、愛車に近い状態の取引が過去にあれば、かなり精度の高い相場として参考になるでしょう。
営業電話無しで中古車の買取相場を把握したい場合には、まず上記2つのサイトを利用して、愛車の相場を把握した上で査定へと進めば、悪質な業者に買いたたかれるリスクは大きく軽減されるでしょう。
電話なしで査定を依頼するデメリット
ここまで、営業電話無しでの買取相場の把握方法について解説してきました。営業電話は確かに
- 電話が鳴り続けて生活・仕事に支障が出る
- 電話から査定に強引に誘導される
- 接客態度が悪い担当者にあたるとストレスがたまる
と、デメリットは多いです。一方、電話でのやり取りは決してデメリットだけではありません。
営業電話のメリット
一括査定のように何度も何度も知らない番号から電話がかかってくるのは大変なストレスになりますが、それは、愛車に価値がある証拠でもあります。
電話で担当者と直接話す事で、愛車の状態を口頭で細かく伝える事が出来ることから、電話口で最終的な査定に近い金額提示を受ける事もできます。また、あまり自動車の知識が無い人にとっては、担当者がどれだけ親切に対応してくれるか、といった接客面も大切で、それらは直接話す事で得られる情報であり、電話相談のメリットです。
実際に車を売却する場合、最終的には必ずいずれかの業者と取引する事になるわけですが、メールだけでのやり取りや、車買取相場データベースの活用では、愛車を手放す相手の姿は見えません。
データベースは査定額の精度が低い
電話でのやり取りをしない場合、車買取相場データベースやオークサポートの活用は、非常に有効です。しかし、データベースはあくまで参考価格であることに変わりはありません。
同じ車種、同じような状態の車でも、中古車の価格は時期によっても価格が変動しますし、最終的には実際に査定に出さないと精度の高い価格を知る事は難しいのが現状です。
大手買取業者を対象から外す事により比較対象が少なくなる
先ほど中古車買取業者のデメリットを述べましたが、同じ大手中古車買取業者でも各店舗で事情が異なる事から、査定金額も変わってくるのが実情です。これは、店舗が抱えている在庫の問題や、買い取った先の販路の問題で、車両の状況とは無関係ながら店舗により差がある以上、出来る限り多くの業者に査定を出して、最終的な買取金額を比較するのが高額買取への近道なのは間違いありません。
ただ、大手買取店である「ガリバー」「ネクステージ」「ビッグモーター」はオートコールシステムを採用しています。一括査定にせよ直接にせよ、ネットを通じて査定依頼をした段階で、例えメールだけでのやり取りを希望していても電話がかかってきてしまう為、電話がどうしてもイヤという方は、これらの業者は比較対象から外すことをオススメします。
電話と比べメールでのやり取りは時間がかかる
電話と違い、いつでも自分の都合の良いタイミングでやり取りが出来るメールですが、やり取りが完結するまでに時間がかかるというデメリットがあります。返信の文面を書くのも時間がかかりますし、業者がそれを見て返信するまでのタイムラグもあります。
また、文面だとどうしても細部の必要な情報が抜けてしまったり、表現の仕方で伝えきれなかったりすると、メールを何往復もするはめになることも多く、電話よりよほど手間がかかってしまうケースも少なくありません。
オークション形式サイトSellCa（セルカ）ならやり取りするのは一社のみ
営業電話や何度もメールを往復したり、買取店を何店舗も回ったり……。いずれも手間がかかる作業に変わりありませんが、どうしても「最高値で売らなければ納得できない！」という方はこれらの手間を惜しまない方が良いでしょう。
しかし、多くの方は「手間もかけたくないけど、出来るだけ高く売りたい」が本音だと思います。そのような方にオススメなのがカーオークションサイト「SellCa（セルカ）」です。
セルカは愛車をオークションに出品すると、全国7000社を超える提携店の目に触れる為、場合によっては入札競争が起こり、思わぬ高値で売れる事もあるカーオークションサイトです。
また、やり取りするのがセルカ1社のみで済み、業者側に電話番号などの個人情報が伝わる事が無いため、余計な営業電話がかかってくるようなこともありません。
SellCa（セルカ）なら営業電話一切無し
SellCa（セルカ）は、直接業者とやり取りする事がありません。
- やり取りするのは最終的に買い取る業者ではなくセルカの担当者のみ
- サービスの詳細や必要な書類などセルカ担当者が電話やＬＩＮＥで最後までフォローしてくれる
- 査定もセルカの担当者が行う
- 7000社以上の買取業者が愛車の情報を閲覧し、オークション形式で入札する
- 最低希望価格の設定が出来る為、希望金額に届かなければ売却しなくてもOK
- 買取金の振込もセルカが代行するので小規模店が突然倒産して振込が無い！といったトラブルも無し
セルカでは、査定から売却まで、やり取りするのはセルカ1社のみで完結しますが、登録した情報は全業者に伝わる仕組みとなっているので、自然と比較・競争が発生します。何社ともやり取りする煩わしさがなく、かつ適正な価格で売却できる可能性が高いサービスです。
SellCa（セルカ）はサポート付きオークション
セルカは申し込みをした段階で担当者から電話がありますが、そこでサービスの詳細や取引の進め方、いつまでに揃えておくべき書類など、基本的な流れをまず説明してくれます。
その上で、サイト上で簡単な会員登録・マイページの作成をしますが、入力するのは基本的な情報のみ。その後、査定→出品→入札→車両の引き渡し、と進んでいくのですが、分からない事があれば、その都度担当者がサポートにつきますので、一度も車の売却をしたことが無い方でも安心して取引できるのが大きな特徴です。
ＬＩＮＥでのサポートも充実しており、日中にあまり時間が取れないという方や電話がどうしても苦手という方でも使いやすいサービスとなっています。
カーオークション形式は必ずしも高値で売れるわけではない
セルカに限らず、ユーカーパックや楽天Car車買取などのカーオークションサイトは、査定時にある程度の金額が分かるとは言え、最終的にいくらで売れるのか、出品するまで分からないというデメリットもあります。
その為、予め相場を把握し、査定時に担当者としっかり相談した上で、いくらなら売っても良いという最低希望金額は、ご自身の中で明確にしておく必要があります。
また、中古車買取業者の直接買い取りと比べ、取引終了までのステップが多いことから、申し込みから出品、入札が終了し、実際に入金されるまでは2～3週間程度の時間がかかる点にも注意です。
まとめ
- おおよその相場は車買取相場データベース、オークサポートで把握する
- SellCa（セルカ）を使えばやり取りは1社のみ
- 煩わしい営業電話や金額交渉などもなく初心者でも安心
- どうしても高く売りたいなら手間は惜しまない
一括査定の営業電話やメールを一つずつさばいたり、中古車買取業者との価格交渉をしたりするのは、非常に骨の折れる作業です。また、車の事にそれほど詳しくないという方の場合、一つの買取業者が提示した金額が果たして適正なのか、不安に思ってしまう方も少なくないでしょう。
査定前に調べられる買取相場にはどうしても幅があり、最後はどうしても査定が必要となってきますが、そこに至るまでの電話やメール、交渉で疲弊してしまうと、うっかり判断を誤って後悔することにもなりかねません。
セルカのようなカーオークションサイトであれば、手間を最小限まで減らした上で多数の業者からの比較・入札競争を受ける事が出来ますし、自身の希望する価格に届かなければ出品を取り下げる事も可能です。
ご自身がどこまで手間をかけられるのか、希望する金額はいくらなのか。車買取相場データベースやセルカのようなサービスを有効に使って、しっかりと納得のいく取引が出来るよう心掛けてください。
セルカについては以下の記事で詳しくまとめていますのでそちらも参考にしてみてください。
