車の買取価格が高いと言われているオークションでの車の買い取りですが、車の買取価格が高くなったとしても利用するのに高額な手数料がかかったとしたらあまり意味がないですよね。
そこで今回は楽天Car車買取を利用する際に実際にかかる手数料について、同業他社と比較しお得かどうかについて解説します。
楽天Car車買取で車を売るか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
楽天Car車買取の手数料のまとめ
楽天Car車買取を利用して車を売った場合にかかる手数料は22,000円(税込み)です。
- WEBからオークション参加の申し込み
- 楽天Carオークションアドバイザーによる車の査定
- オークション実施
- 車の売却
- 必要書類の準備
- 車の引き渡し
- 楽天Car車買取からの入金
楽天Car車買取の売却の流れは上記の通りです。
今回はそれぞれのSTEPごとに手数料の有無を見ていきます。
楽天Car車買取の出品手数料
楽天Car車買取でオークションに出品する手数料は0円です。
楽天Car 車買取HP内のよくある質問にも楽天からの正式回答があります。
Q.オークションの出品料は掛かりますか?
出品料は発生しません。成約した場合のみ(2万2千円)の手数料が発生いたします。
楽天Car車買取の査定の手数料
車の出張査定に関しても検査費用は0円となっております。
楽天Car車買取のオークションアドバイザーが家に来て車の検査をしてくれるので、一般的に車を買取会社まで持っていき検査してもらう手間が省けて費用がかからないのはメリットですね。
楽天Car車買取のオークション管理などの諸費用
オークション出品時の写真の撮影などの代行費用に関しても0円となっています。
楽天Car車買取の成約手数料
楽天Car車買取ではオークションで売買契約が成立した場合に、成約手数料として税込み22,000円の手数料が発生します。
査定後オークションの出品キャンセルは10,000円(税別)のペナルティ
Q.検査後のキャンセルは可能でしょうか?
検査終了後のキャンセルはできません。
検査員の出張費用も掛かってしまうため、売却を見合わせる場合は必ず検査日の前日までに連絡をお願いいたします。
楽天Carオークションアドバイザーからの査定を受けた後、仮にオークションへの参加をキャンセルしたい場合原則としてキャンセルは認められていません。
何らかしらの事情があり絶対にキャンセルをせざるを得ない場合に関してはキャンセル料として10,000円のペナルティが発生します。
検査が完了した対象自動車は、当社が指定する日時に本オークションに出品されるものとします。利用者が利用者の都合により検査完了後に本オークションへの出品を取りやめる場合は、金10,000円のペナルティが発生するものとします。
最低落札価格を超えた入札があった場合のキャンセルは100,000円(税別)のペナルティ
オークションで査定時に決めた最低落札価格を超えた入札があった場合、一般的なオークションと同様にキャンセルはできず売買契約が成立します。
ただし、やむをえない事情によりキャンセルになった場合に関しては違約金として100,000円のペナルティが発生します。
他のサービスと比べて楽天Car車買取の手数はおトクなの?
先ほどは楽天Car車買取の売却手順に沿って各種費用を見てきましたが、他社と比較した際にそれぞれどういう違いがあるのかを確認していきます。
買取業者や一括査定サイトと楽天Car車買取の手数料の比較
中古車の買取業者や一括査定サイトを利用した場合、明確に手数料や諸費用がいくらと言われることはありません。
このような業者は一般の方から車を安く仕入れて、自社での販売や、オークションの出品・他の中古車販売店へ売却することで利益を上げている構造が比較的多くなっています。その過程で、車の保管費用や陸送費、さらには名義変更の手間などがかかります。
中間マージンを目に見える形で請求されることはありませんが、元の車両の価格から上記のような諸費用を引いた査定額を提示されているため、実質的には売主が負担させられているとも考えられます。
このような仲介に入っている会社を飛ばして、直接お客さんに販売している会社を持っている業者とやり取りができれば、その分中間マージン分を差し引いた高額査定も期待できます。
ただし諸費用などは他の業者と同様に発生しますので、査定金額には隠れた手数料が入っていることになります。
SellCa(セルカ)やユーカーパックの手数料との比較
楽天Car車買取と同じようなサポート付きオークションで「SellCa(セルカ)」や「ユーカーパック」がありますが、各社の手数料は以下のとおりです。
- Sellca(セルカ):成約手数料20,000円
- ユーカーパック:手数料無料
SellCa(セルカ)は楽天Car車買取と手数料は同様ですが、ユーカーパックは手数料が無料となっています。そのため、一見するとユーカーパックがお得に見えます。
ただ、そもそもセルカ・楽天Car車買取ともに、利用者側の手数料2万円のみで会社の運営ができるとは思えません。
車の陸送費や社員の人件費、管理費用など車を仲介する時には様々な費用が発生するはずです。ただそちらの費用が利用者側では発生しないということは、業者側に対してオークションの参加費や各種費用を負担させていている可能性があります。
そのため、ユーカーパックの場合は利用者側の手数料が業者側に負担させている可能性が高いと考えられ、ユーカーパックは業者から手数料を多めに取っている⇒オークションでその分を差し引いた金額しか入札しない、とも考えられます。
仮にユーカーパックではセルカの利用者側の手数料2万円が業者に請求されていると考えた場合、セルカとユーカーパックで同じ車を出品し、同じ業者が入札するとして、セルカでは100万円入札、ユーカーパックでは98万円の入札となるはずです。
そのためオークションを利用する際に重要なのは手数料ではなく、多くの業者がオークションに参加するか=提携業者の数が重要です。
2022年11月現在、セルカは7,000社・ユーカーパックは8,000社と充分な提携業者数です。一方、楽天Car車買取は2,000社と他社と比較すると提携業者数は少し見劣りしています。
オークション代行の手数料
オークション代行を利用する場合の一般的な手数料は以下のとおりです。
代行手数料 | 30,000円~50,000円前後 落札金額によっては落札額の1%など |
出品料 | 10,000円前後 |
成約料 | 10,000円前後 |
陸送費 | 10,000円~(地域によって変動) |
キャンセル料 | 0円~30,000円前後 |
オークション代行業者によって手数料はさまざまで、上記はあくまでも目安です。ただ、セルカのような一般の方でも手軽に参加できるオークションと比べ、中古車業者など専門の業者しか参加できないオートオークションに代行して出品する場合は、さまざまなケースで手数料がかかってきます。
そのため、オークション代行を利用する場合は、どのようなケースでどれくらい手数料が発生するのかを事前にしっかりと確認しておく必要があります。
まとめ
楽天Car車買取を利用する場合に必要な費用は、「成約手数料の20,000円(税別)」のみです。(一部キャンセルの場合に発生するペナルティあり。)
その他、陸送費や出品にかかる代行手数料、また出品手数料に関しても無料で使えます。
またオークション形式なので、人気車種などでは入札が盛り上がり高値での売却も期待できる、車の売却を検討している人には非常にオススメなサービスです。
ただ同様のサービス「セルカ」のほうが、提携業者も多い、などの理由から楽天Car車買取を検討している方はセルカも視野に入れて検討するのをおすすめします。
セルカで実際に車を売却した体験談は以下の記事でまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。