個人でも簡単にオークションに出品でき、高額で車を売れると評判のセルカ。
この記事では、実際にセルカで車を売却した体験談をまとめています。
- セルカのオークションの流れ
- セルカのオークションの値動き
- セルカ出品してから入金までにかかった日数
- セルカを実際に利用して感じたメリット・デメリット
などについて、実際に利用してどうだったのかをご紹介します。
「車をどこに売ればいいのか悩んでいる方」「セルカについて気になっている方」はぜひご覧ください。
SellCa(セルカ)に出品した車
今回セルカでオークションに出した車はホンダ「エリシオン」です。
初年度登録2007年、走行距離は235292kmと、かなりのオンボロ。さらに、右後ろのパワースライドドアの鍵がオートロックでは閉まらないし、ボンネットに凹みもアリ。
大手中古車業者数店舗に査定してもらった結果はほぼ0円でした...。
SellCa(セルカ)への申込み方法
セルカのHPのTOPに査定フォームがありますので、必要事項を記入して査定依頼をします。
必要事項は「氏名・メールアドレス・住所・車のメーカー名・車種・年式・走行距離」です。
SellCa(セルカ)からの電話
査定フォームからの申し込み後、5分前後でセルカから電話がかかってきました。
- 今後の流れに付いての説明
- 査定日の調整
- オークション開催日についての説明
- キャンセル時についての説明
- 売却希望日について
- 車の状態の確認(ローンの有無など)
- セルカを知った経緯
電話は上記のような内容です。査定希望日について聞かれますので、申し込む際にあらかじめスケージュールを確認しておくといいでしょう。
電話の所要時間はおおよそ5分~10分です。
SellCa(セルカ)のマイページの開設
セルカの電話が終わったらすぐに「マイページのご案内」というメールが送られてきました。
その中に「★マイページ開設用リンクはこちら★」という項目がありますので、リンクからマイページを開設することが出来ます。
入力項目は
- 氏名(漢字・ヨミガナ)
- 電話番号
- 住所
- 性別
- パスワード
といたってシンプルなもののみ。会員利用規約を読み同意できるなら「同意する」に✔を入れて登録完了です。
SellCa(セルカ)のヒアリングシートについて
マイページには【ヒアリングシート】という項目があります。ヒアリングシートを査定までに入力しておくとスムーズに査定が行えるので、事前にやっておくのをオススメします。
ヒアリングシートの入力項目は
- 売却時に取り外すパーツの有無
- 事故・修復歴の有無
- エンジンや計器などの状態
- 車のセールスポイント
などです。虚偽報告をすると、オークションで成約した後に減額や契約解除となる場合もありますので、正確な情報を入力しましょう。
SellCa(セルカ)の査定の流れ
セルカの査定は約40分ほどでした。指定した場所までセルカの査定員が来て、査定を行ってくれます。
事前に入力したヒアリングシートの内容の確認をしながら、写真を40枚ほど取って終了です。感想としては、想像よりしっかりと見て回るんだなぁと思いました。
査定後、最低希望価格の設定になるのですが、中古車業者に持っていった感じでは手元に少しでも残ればいいから成約手数料を払って少しプラスになる30,000円ですかね、と伝えると、
「約束は出来ないが、もう少し高値がつく可能性はある。」
「確かに店舗持ち込みでの買取なら査定0かもしれないけど、業者間のやり取りの相場はもう少し高い。ユーザーと業者が直接やり取りできるセルカなら、そこに近い値段が付く可能性が高い。」
とのこと。なので最低売却額を50,000円に設定して査定は終わりました。
洗車は査定前にやっておく
セルカは、査定時に撮影した写真や情報でオークションに出品します。そのため、下取りや買取時になるべく高く愛車を売るためによく言われるコツ「査定前に車をキレイにしておく」のはセルカでも同様にやっておいたほうがいいでしょう。
特に、車内の写真もしっかりと撮影され、出品情報にアップロードされます。内装の状態がよくても私物があるだけでごちゃついた印象になりったりしますので、しっかりと私物は片付けておいたほうがいいでしょう。
査定の情報が登録されたらマイページから確認できる
査定後、しばらくして情報がセルカにアップロードされると、出品情報がマイページから確認できます。
査定時に撮影した写真や、車の評価などを確認でき、またオークション開催までの時間なども掲載されています。
SellCa(セルカ)のオークションの詳細
オークションの時間
私のオークションは10:00~16:31で開催されました。車両によって終了時間が変わるらしく、正確な終了時間はオークションが始まるまではわかりません。オークションが始まる前の想定時間では15:00までとなっており、入札が入ると一定時間延長されるようです。ヤフオクなどのシステムと同様ですね。
ユーザー側では、基本的にこの時間にすることはありません。とはいえ、オークションの入札をリアルタイムで見るのは中々ない体験で、面白かったです。
最低希望価格(売切価格)を下げる場合は連絡が取れるようにしよう
セルカでは最低希望価格の設定が重要です。最低希望価格は、基本的には競売に参加する業者はわかりません。ですが、入札金額が売切価格に近づくと業者側にわかるようなシステムになっているらしく、またそれを超えた場合は、最高金額を入札すれば現時点では落札できるとわかるシステムになっているようです。
そのため、売切価格に近づくほど入札が盛り上がるシステムになっています。
売切価格は一度決めると上げることは出来ませんが、下げることは出来ます。その場合、セルカに連絡が必要なので、オークションの状況次第で売切価格を調整しようと考えている人は、当日連絡を取れるようにしておきましょう。
オークションによる入札状況
オークションの状況はマイページの出品状況から確認できます。また、入札があるとメールで連絡が来るようになっています。
1件目の入札(10時00分):43,850円
オークションが始まると即、入札がありました。事前に出品状況を確認し、入札を予約できるシステムが有るのかもしれません。
2件目の入札(10時36分):54,850円
オークション開始からおおよそ40分ほどで2件目、54,850円の入札が来ました。この時点で設定した売切価格を超えたのは正直ビックリです。
3件目の入札(11時09分):60,350円
2件目の入札から30分後、オークション開始1時間10分で3件目の入札です。金額は60,350円。
入札したバイヤーの地域を見てみると、1件目は大阪・2件目も大阪ですが自社の入札に即高値の入札するということはないと思うので1件目と2件目は別のバイヤーと考えられます。そして3件目は千葉のバイヤー。この時点で3社が興味を持ってくれていると想定できます。
4件目の入札(15時47分):65,850円
4件目は愛知県のバイヤーで、65,850円の入札です。この入札があるまでは、オークションの終了時間が15時50分頃だったので、「これで終わりかな~」と思っていたのですが、この入札で終了時間が20分ほど延長されました。
5件目の入札(16時10分):71,350円
今度こそ終わりかなと思ったら、また終了間際で5件目の入札がありました。5,500円アップの71,350円です。そしてオークションの終了時間が15分ほど延長されました。
他のオークションと同様、やはり終了時間になってくると一気に盛り上がりますね。
6件目の入札(16時25分):76,850円
再び終了間際での入札です。大阪のバイヤーで76,850円。個人的には、セルカへの手数料税込22,000円を引いて50,000円残ればかなり嬉しいラインでしたので、この入札で目標達成出来ました。
7件目の入札(16時27分):76,850円
6件目の入札後、即7件目の入札です。5,500円アップの82,350円、千葉のバイヤーがつけてくれました。
8~15件目の入札(16時31分)でオークション終了
終了間際、一気に7件の入札があり、126,350円の値がついてオークション終了です。
オークションの入札過程のまとめと感想
入札金額 | 入札時刻 | バイヤーの地域 | |
1件目 | 43,850円 | 10時00分 | 大阪 |
2件目 | 54,850円 | 10時36分 | 大阪 |
3件目 | 60,350円 | 11時09分 | 千葉 |
4件目 | 65,850円 | 15時47分 | 愛知 |
5件目 | 71,350円 | 16時10分 | 大阪 |
6件目 | 76,850円 | 16時25分 | 大阪 |
7件目 | 82,350円 | 16時27分 | 千葉 |
8件目 | 87,850円 | 16時30分 | 東京 |
9件目 | 93,350円 | 16時30分 | 愛知 |
10件目 | 98,850円 | 16時30分 | 東京 |
11件目 | 104,350円 | 16時31分 | 愛知 |
12件目 | 109,850円 | 16時31分 | 東京 |
13件目 | 115,350円 | 16時31分 | 愛知 |
14件目 | 120,850円 | 16時31分 | 東京 |
15件目 | 126,350円 | 16時31分 | 愛知 |
私のオークションの入札をまとめた表です。やはり、オークションの終了間際になると、入札スピードが加速して見ていて興奮します。
また、落札金額にも大大大満足の結果です。
中古車業者に持ち込んで買取査定をしてもらったときは、ほぼ0円。交渉すれば少し金額が上がりそうな手応えはあったのですが、それでもここまでの金額はつかなかったでしょう。また、交渉の手間が一切ないセルカは、本当に便利だと思いました。
オークション終了から引き渡しまでの流れ
オークションが終了して無事、売買契約が成立するとセルカからこの後の流れについて記載されたメールが送られてきます。また、大まかな流れについて説明がある電話もかかってきます。
- 必要書類の準備
- 引き渡し希望日の登録
- 振込先銀行口座の登録
利用者がやるべきことは上記3点。それぞれ詳しく解説していきます。(便宜上Step1~としていますが上記3点どれから行ってもOKです。)
Step1 必要な書類を準備する
SellCa(セルカ)で必要な書類
自分で用意するもの
- 車検証
- 自賠責保険証明書
- 自動車税納税証明書
- 印鑑証明書(2通)
- リサイクル券
- 車の取扱説明書(オーナーズマニュアル)
- 車の整備手帳(メンテナンスノート・サービスブック)
セルカから送られてくるもの
- 委任状
- 譲渡証明書
- 還付請求権譲渡通知書
引っ越しなど現在の住所と車検証の住所が違う際に必要なもの
- 住民票・戸籍の附票・戸籍の附票の除票・戸籍謄本のうちどれかの書類
オークション終了後にかかってくる電話で必要書類についての説明があります。その後セルカから必要書類の一部と返信用の封筒がセットで送付されます。
必要書類はユーザー毎に変わってくるので、わからない場合はセルカに問い合わせて確認しましょう。
なお必要書類の中に自動車税の納税証明書があります。キャッシュレス決済などで自動車税を支払っている場合、紙の納税証明書が手元にないという場合もあります。納税証明書の申請は各自治体で異なりますので、「住まい(東京都など)+納税証明書+車」などで検索して確認し、準備しておきましょう。
Step2 マイページで必要書類をアップロードする
必要書類の準備が終わったらセルカの「マイページ>やることリスト>書類をWEBアップロードしましょう」のページで、それぞれ写真をアップロードしていきます。
なお書類の記入については、セルカから送られてくる書類の中に記入例が記載されていて、とても簡単です。
step3 書類の郵送
アップロードした書類をセルカが確認して、問題ないようなら書類の送付先が連絡されます。
書類の送付先はセルカでないこと、書類の送付期限に注意が必要です。
おそらく皆さん共通だと思うのですが私の場合、書類の送付期限は「車両引渡日当日に送付」でした。
送付する書類の中には、運転する際に携帯が必要な車検証や自賠責保険の証明書などが含まれています。車両引渡日までに売却した車を利用する予定がある方などは、必要書類の不携帯による道路交通法違反をしないように注意しましょう。
書類はセルカから送られてくるレターパックで送ります。
なお、車の鍵は車両の引渡し時に必要なので送付しません。
step4 車両の引渡し希望日の登録
マイページから落札された車両の引渡し希望日と引き渡し場所の登録を行います。
私の場合は、オークション終了1週間後~査定のときに話した車両引渡し期限日までが希望日として選択できました。
その中から希望日を3日選択して登録します。この希望日の選択は、第1希望日~第3希望日というわけでは無く、選択した日付の中で落札した業者がレッカーできる日を選択して引渡日が決まります。
私の場合は、希望日によって引渡し場所が変わってしまいました。その際にセルカのLINEサポートに問い合わせたら柔軟に対応してくれましたので、何か分からないことや困ったことがあったらセルカに問い合わせましょう。
step5 振込先銀行口座の登録
車両の落札金額を受け取る金融機関の登録を行います。落札金額の振込時に手数料が発生した場合、ユーザー側が負担します。利用している金融機関によって振込手数料は異なります。
なお、セルカは三井住友銀行から落札金額の振込をします。
SellCa(セルカ)を申し込んでから入金まで 実際にかかった時間
11/10 | 16時00分頃 | ホームページから申し込み |
16時10分頃 | セルカから折り返しの電話 (今後の流れの説明や査定日の調整など) | |
11/11 | 13時00分頃 | 自宅で車の査定 |
11/12 | 19時00分頃 | マイページに出品情報が登録される |
11/14 | 10時00分~16時31分 | オークションの開催 |
17時00分頃 | セルカから今後の流れの説明の電話 | |
20時00分頃 | 車の引渡日希望日を登録 | |
11/16 | 不明 | セルカから送られた必要書類がポストに届く |
11/17 | 19時00分頃 | 必要書類をアップロード |
11/18 | 11時30分頃 | アップロードした書類が不備がない・書類送付先の情報が記載されたメールがくる |
11/20 | 09時30分頃 | 車両引渡日決定のメールがくる |
11/22 | 10時00分~10時30分 | 車両引渡し |
11/29 | 10時00分 | セルカから売却額の入金 |
私がセルカに申し込んでから入金までにかかった日数は20日です。
オークションの開催日や車両引渡し日等によって変わってきますが、
- 申込み~査定:1~2日後
- 査定~オークション:翌日~1週間以内(私が利用したときのオークションの開催は週2回とのことでした)
- オークション終了~車両の引渡し:オークション終了1週間後から選択
- 車両の引渡し~入金まで:車両を引渡してから7日後
というのが、セルカを申し込んでから入金するまでの基本的な期間になります。
SellCa(セルカ)を実際に利用して感じたメリット
- 車を手間なく高く売却できる可能性が高い
- 面倒くさい交渉や営業がない
私は実際にセルカを利用して車を売却して、非常に満足しています。その上で特にメリットを感じたのが上記です。
私はセルカに申し込む前に数件、中古車業者に持ち込み査定をしてもらいましたが、私の車の査定額はほぼ0円でした。私の場合は車の乗り換えを検討していたので、大手中古車業者に出向いて車を探すついでに査定をしてもらったのですが、「うちで車を買ってもらえるなら数万円は出せるかなぁ...」位のニュアンスでとても手応えを感じるものではありませんでした。
その点、セルカは出向く必要もなく、ほぼ全て自宅で車を高く売ることが出来ます。売却までの電話対応も数回ですみます。何件も巡ったり、一括査定でよくある「申し込んでから即何件も電話がかかってくる」というような手間がセルカにはありません。
それなのに、オークションに出品すれば何千という業者に見てもらえ、その中から買い取りしてくれる業者が複数手をあげてくれる可能性があり、その業者が出せる金額ギリギリまで競ってくれるセルカは、非常に楽に、それなのに高く車を売却できるシステムだと思います。
SellCa(セルカ)を実際に利用して感じたデメリット
セルカはシステム上、即、車を売却することが出来ません。申し込んでからオークションの開催、車の引渡しまでどうしても日数がかかってしまいます。
多くの方は、車を売却する際に、次の車への乗り換えを行うと思います。私がそうなのですが、車がないと生活が大変な環境の方ではとくに、次の車の納車日に合わせて現在の車の売却を考えると思います。
セルカでは車の引渡日を3日まで登録できますが、これは希望順というわけではなくその中から陸送業者を手配できる日で調整する、というだけです。
そのため次の車の納車日前後で売却した車の引渡しを考えている方は、納車日より前の日程が選択されたら複数台持ちではない方では車がない日があること、納車日より後の日程が選択されたら車の保管場所があるか、といったことも考慮しないといけません。
まとめ
私はセルカで車を売却して、非常に満足しています。
必ず高く売れるということはないと思いますが、セルカのオークションというシステムは多くの方が満足して車を売却できるとオススメできます。
セルカについては以下の記事でまとめていますので、気になっている方はそちらも参考にしてみてください。