ユーカーパック 買取業者

ユーカーパック(UcarPAC)にトラブルはある?レビューのクレームなどのまとめ

ユーカーパックは一般ユーザーが対業者のカーオークションに無料で出品できるサービスとして近年注目を集めています。一方、出品までの手続きや落札されるまでの過程で、思わぬトラブルが起きる場合もあります。

この記事では

  • これからユーカーパックの利用を検討している方
  • 余計なトラブルを回避したい方
  • 実際にどのようなトラブルがあったか知りたい方

に向けて、実例を交えつつ、ユーカーパックを利用される際に気を付けておきたいポイントを解説していきます。

レビューで確認できたユーカーパック(UcarPAC)のトラブル・クレーム

まずは実際に利用した方の声として「レビュー上に見られるクレーム・トラブル」を集めてみました。トラブルにはいくつかのパターンがあるので、それぞれ見ていきましょう。

査定員の対応が悪い

他で出してもらった査定金額より80万も低くてビックリしました。
査定の際、電気屋さんの駐車場で1時間半も待たされた時間が無駄でした。

引用元:Googleレビュー

たいした説明もなく、査定で近所のGSに。2時間半ほど待たされ、あら探しのような傷のチェック。1時間半までみといてくださいにたいして、2時間半待たされた時点でありえなかった。

引用元:Googleレビュー

対応はとても良かったです。査定員の方も親切でした。しかし、査定には2時間近くかかりましたので、時間に余裕が無いとダメです。オークションでの落札価格は期待を大きく下回り、買取専門店と50万円ほどの差があり、結局取り下げました。期待していただけにとても残念な結果になってしまいました。

引用元:Googleレビュー

ここは全く話になりません。数社査定しましたが1番最悪で車の査定だけで2時間もかかり1番金額が低いとか時間の無駄でした!他社よりも100万円も低い。他の買取り店にここの金額を言うと「そんな低い額はあり得ないですよ!!」と驚いてました。

引用元:Googleレビュー

ユーカーパックのトラブル事例で多い事の一つが「査定が長い」といったものです。ユーカーパックは、査定員が出張で来てくれるケースと、最寄りの提携店に自動車を持ち込んで査定してもらうケースがありますが、査定に非常に時間がかかる事で知られています。

ユーカーパックでは、出品された自動車を購入したい業者側が実物を見なくても判断が出来るよう、査定ポイントが非常に細かく設定されており、だからこそ業者側も安心して入札が出来るというシステムです。そのため「査定が長い」という事を予め把握していないと、査定員の対応にも不満を持つケースが多いようです。

電話対応が悪い

電話のフォローでも説明がいまいちで結果的には最大1人二回までしか出品できないとのこと。挙げ句、1回目のオークションでは相場より安い入札価格を提示され、次は最低落札価格をしっかり下げて、その1回で終わりとのこと。時間の無駄にもほどがある

引用元:Googleレビュー

高齢の男性の電話対応が高圧的。せっかく良いサービスなのに気分が悪いです。電話を取ろうとした際にワンギリされて折り返しの連絡をしたのに、「は?」と言われ、語尾がもにょもにょしていて内容が不明瞭だったので、「◯◯で間違いないですか?」と丁重に聞き返したところ「◯◯が!◯◯です!!」と突然怒鳴るような声量で話し出しました。

(後日追記)後日お電話対応いただいたスタッフの方がとても親切に電話対応いただけたので、星評価を+1させていただきました。非常に快いご対応いただけて、大変満足です。

引用元:Googleレビュー

ユーカーパックは問い合わせ、査定、出品、落札後の取引等々、一連の流れにおいて全体的にサポートが手厚く基本的に良い評判の方が多いです。ただ、中には対応の悪い方もいるようで、こればかりは少々運が無かったと言えるかもしれません。

初めてユーカーパックを利用される方の場合、電話や対面でのサポートは充実していて欲しいところ。もしも対応の悪い担当者に当たってしまった場合には、人を変えてもらうよう依頼するのも一つの手でしょう。

本部の対応が不誠実

全体的に手続きが遅れがち、自動車税納付書を送るも納付期限過ぎてから支払いしたらしい、一言も連絡なし、そして自宅に督促状が届く。もう二度と関わることはないでしょう。

引用元:Googleレビュー

査定つかないとメールで案内のみ。つまり・・・

引用元:Googleレビュー

オークション出品なのに終了後にいくらだったら売りますかって無いでしょう!業者オークションって謳ってるんですよね?電話担当者の隣で女性の笑い声って、遊んでるのですか?残念です。

引用元:Googleレビュー

スマホサイトのUIもっと視認性良く改善してほしいです。ボタンの位置が分かりづらくてもったいないです。

引用元:Googleレビュー

電話対応と共通する部分もありますが、一連の取引の流れの中で、本部の担当者とメール・電話でやり取りするケースが多いのがユーカーパックのようなカーオークションサイトの特徴です。

本部の対応には、全体的に高評価が多いものの、一部では手続きが遅れたり、最低落札価格を下回ってオークションが終了した後の対応でトラブルが見られました。

ユーカーパック(UcarPAC)を利用するなら確認しておきべきトラブルのもと

ここまでのレビューを見るとユーカーパック側に問題があるケースと、出品者側が事前に分かっていれば防げるトラブルがある事が分かります。

ここでは、余計なトラブルを避けるため、実際にユーカーパックを利用する前に知っておくべきポイントを整理します。

査定には時間がかかる

ユーカーパック利用者のトラブルで最も多いのが「査定が長い」というクレームです。実際に査定にかかる時間は1時間半~2時間半程度となっており、これは確かに路面店の中古車買取業者やディーラー下取りの査定と比べると長い傾向があります。

ユーカーパックの査定が長い理由は、オークションサイトゆえに査定の段階では買取り業者が決まっていない事が理由の一つです。

ユーカーパックで自動車を売却する場合、買取業者は写真や基本情報、各種データ、車体の状態など、ネット上にアップされた情報のみで入札するかどうかを判断しなければなりません。実物を見る事が出来ない為、情報の細かさ、精度が非常に重要な要素になっており、その為、査定の段階で細かくチェックが入ります。

査定が長いという事実は、ユーカーパックのデメリットの一つと言えるでしょう。一方、だからこそ多数の業者の目にとまるオークションに無料で参加でき、思わぬ高値で売れるケースがあったり、一括査定のように煩わしい営業電話攻撃に悩まされる事もありません。どちらを優先するかは、出品者の皆様の状況次第と言えます。

ユーカーパックを利用される際には、査定に時間がかかるという事を予め知っておいた上で余裕をもったスケジュールを組めば、回避できるトラブルです。

売買契約成立後のキャンセルは10万円の損害金がかかる

ユーカーパックを利用する場合、査定後に専用のウェブサイトへ車を出品しますが、その際に「売切価格(最低落札価格)」を必ず設定しなければなりません。

売切価格とは、「オークションでその価格を超える入札があったら必ず売却します」という意思表示で、それを下回る入札しかない場合には売却を取り下げる事が可能です。

しかし、売切価格を超える入札があった場合には、出品者側の都合で売却をキャンセルする事は基本的にできません。それでもどうしてもキャンセルする、という場合に発生するのが10万円の損害金です。

これは、ユーカーパックの利用規約に明記されており、必ず担当者からも説明がありますが、ユーカーパックを利用する上では避けて通れないポイントなので

  • 売切価格は本当に納得のいく値段を設定する
  • 売切価格を超えた入札があったらキャンセルできない
  • どうしてもキャンセルするなら10万円払わなければいけない

この3点についてはしっかりと理解した上で、売切価格は慎重に設定する事がトラブルを避ける大切なポイントです。

他にも手続きの不備などで遅延すると損害金がかかる

ユーカーパックでは売切価格を超える入札後の売却キャンセルに10万円の損害金が設定されていますが、その他にも以下のような損害金が利用規約に明記されています。

  • 本取引の成立通知後、7日以内に必要書類を引き渡せなかった場合には5万円+7日遅延するごとに1万円の損害金
  • 売買契約者との直接連絡等の規約違反は5万円の損害金

どういう事か、詳しく解説していきます。

書類遅延による損害金とは

まず、ユーカーパックに自動車を出品した後、専用のオークションサイトを通じ業者の入札があり、最低落札価格を超えれば自動的に売買が成立します。

その後、サイト上での承認作業など細かな操作が必要ですが、それとは別に、自動車を他者へ売却する際には必要な書類がいくつかあります。その1例が下記の通りです。

  • 車検証の原本
  • 自賠責保険証明書
  • 印鑑証明書
  • 免許証等の身分証明書
  • 実印
  • 住民票や戸籍の附表など
  • 自動車税納付書
  • 所有先が用意した書類
  • リサイクル兼(A/B券)

※必要書類は売却する車種により異なります。詳細はユーカーパック公式HP「ユーカーパックでの車の売却時に必要となる書類について」をご確認ください。

これらの書類は、ユーカーパックや買い取る業者側で手配する事ができないもので、出品者であるユーザーが自前で手配する必要があります。

そしてこれらの書類を用意できない場合、名義変更の手続き等が出来なくなり所有権の移転がスムーズにいきません。

中古車の相場は日々変動し、自動車の価値は1日ごとに落ちると言われているほど流動性の激しい市場です。買取業者側も書類が届かない事で、仕入れやその後の売却等の事業活動に大きく支障が出る可能性があります。その為、このような書類不備による損害金が設けられています。

書類の手配には行政サービスの利用が必要な物も多数あり、「平日でないと書類が取得できない」「でも仕事で行けない」といった事が取引成立後に起こってしまうと、大きく損をする可能性がありますので、

  • 必ず売却した場合にどんな書類が必要なのか
  • 何をいつまでに揃えておけばよいのか

といった点は必ずユーカーパックを利用する前に確認しておきましょう。

売買契約者との直接連絡等の規約違反とは

売買契約者との直接連絡とは、オークションを利用した後に、入札した業者を割り出して、ユーカーパックを介さずに取引する事を指しており、規約違反となっています。もしも、それが発覚した場合には損害金5万円が請求されます。

こういった直接取引の禁止は、ユーカーパックに限らず、メルカリやヤフオクなどのオークションサイト、くらしのマーケットやココナラのようなマッチングサービスサイトなどには必ず明記されています。

サービスを提供している運営会社は、サービス上で取引が完結し、手数料収入が事業の柱となっています。ユーカーパックの場合、出品者側が負担する手数料は(書類取得費用を除き)原則無料となっていますが、業者側は取引成立時に手数料を支払う仕組みになっています。

その為、出品者側が直接取引を持ち掛けるメリットは全くありません。

もしも業者側からそのような連絡が来ても、余計なトラブルの元になり損害金が請求されてしまいますので、くれぐれもそのような取引をしないよう注意しましょう。

まとめ

  • ユーカーパックのトラブルで多いのは「査定が長い」
  • 電話対応・本部対応は概ね良好だが一部の担当者が評判を下げている
  • 「売切価格(最低落札価格)」を超える入札後のキャンセルはNG

ユーカーパックを実際に利用した方から聞こえてくるトラブル、クレームの多くは上記を理解していれば防げるものがほとんどです。人間が対応している以上、どうしてもミスや行き違いによるトラブルは発生しますが、ユーカーパックにまつわる多くの口コミ・レビューは良い評価が多いです。

なお、売却価格に関する低い評価・口コミの多くは、自分の車種についての詳しい情報を載せていないものがほとんどです。実際の売却価格に関する口コミはあなた自身には当てはまらないケースバイケースという事も大切なポイントです。

口コミやレビューは、どの業界でもステマやライバル業者による悪意のある書き込みもある為、しっかりと真偽を見極める事も大切ですが、何より重要なのはユーカーパックがどのようなサービスで、どういった準備が必要なのか、という事を出品者自身が予め理解しておくことです。

ユーカーパックのシステムや取引の流れをしっかりと理解し、無用なトラブルに巻き込まれることのないようにしましょう。

ユーカーパックの公式サイトはこちら

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